ストーリー
山と森がどこまでも続く風景。伯父ソネザキ(島田洋八)の経営するプチホテルに勤めるトシコ(小日向しえ)は、いつかそこから抜け出すことを考えていた。そしてトシコは、ついにホテルから脱出する。退屈な日常を、そして冴えない自分とうとう決別するのだ。いつものように郵便局に行くふりをして、ジムニーを走らせるトシコは森の獣道から飛び出してきたパンツ1枚の男に気をとられ、男を追ってきた車と衝突してしまう。横転する相手の車。逃げてきた男はサメハダ(浅野忠信)。追ってきたのはホーローのオロナミンCの看板をこよなく愛する田抜(岸部一徳)をはじめとする暴力団の幹部たちである。失神したトシコを乗せ、サメハダはジムニーを走らせる。それが2人の奇妙な逃避行の始まりだった。