ストーリー
閉館間近の名画座"中野光座"の館主父娘はこよなく映画を愛している。ここには今日もやってくる人々がいる。サラリーマンの多和が古い映画のポスターに惹かれて立ち寄ったところに、チンピラ軍団がブツを持ち逃げしたイサオを探しに乗り込んできた。暴力にひれ伏し、自己嫌悪に陥る多和。彼に「映画監督になること」が自分の夢だと語る映画館の娘・芽似。常連のヘルス嬢・恵梨香は、彼と一緒に映画を観る。
館内ではイサオの妹で看護婦の幸子が病院長のドラ息子・酒巻の執拗なセクハラにあっていた。イサオは妹を救いだすが、彼の身体はすでに病院に冒されていた…。イサオは妹の幸せのためにブツを現金に換えようとしていたのだ。誰ひとりいない映画館のロビーで彼は死んだ恋人・ケイの夢を見る…。