ストーリー
人の命はやさしく、人の絆はあたたかい。
元オペラ歌手、山下宏(75歳)は痴呆症である。部屋でも街頭でも力の限り歌い徘徊する毎日。取り巻く娘夫婦達の苦悩と軋轢は限界に達し、ある決断をする。それは岩手のグループホーム「おばんでがんす」の前に宏を置き去りにすることだった。宏は一通の手紙をもたされ、ひとりたたずむ。「おじいちゃんを預かってください。おじいちゃんがいると、わが家は全滅、このままでは家族崩壊です」壮麗な岩手山、グループホーム「おばんでがんす」を舞台に心やさしき日本人達のふれあいと再生のドラマが展開する…。