| TOP <<< | minipara | >>> 一言掲示板 |
| こころの湯 | |
300字レビュー |
| ◆現代では銭湯もかなり減ってきた日本。同様に中国でも数が減り貴重な存在になっているそうだ。日本と中国の「銭湯」は少し様子が違うことも本作でのみどころのひとつ。北京で銭湯を営むリュウの「清水池」はいつもお客さんでいっぱいだ。近所の人たちが押しかけ、大繁盛だ。だがここへやって来る人たちはお風呂に入るだけではない。お風呂で身体を温めた後は、店主のリュウがお客さんにさまざまなマッサージをする。また別のお客さんはのんびりと裸で友人らと会話を弾ませる。いったい何時間ココにいるんだろう?と思えるほど長居をする人たち。リュウの息子ターミンは都会でビジネスマンとして働いているが、知的障害のある弟アミンの絵葉書が心配で帰省する。いつも都会で「シャワーしか浴びない」というターミン。そんなターミンが大きなお風呂でくつろぐ姿はまさに都会の疲れが癒されているという雰囲気だ。銭湯で温められる人との触れ合いがいっぱい詰まっている映画だ。都会で暮らす私には羨ましい場面ばかりで切なくなる90分間だった。(佐藤まゆみ) |