ストーリー
PM10:35銀座のライヴハウス<COTTON TAIL>。ジャズトランペッターの守山(真田広之)にとって今夜は特別な夜だった。憧れのG.P.サリバンが12時のステージを聴きに来るのだ。彼の心を掴めば、日本人として初めてNYの彼のバンドに招かれるかもしれない。屋上で練習をしようと急ぐ彼に、店のオーナー(斎藤晴彦)が客に優しくしてくれと忠告する。ついさっき守山は『月の砂漠』をリクエストした女性(大竹しのぶ)を、ジャズではないと冷たくあしらったのだ。同じ頃、隣の立体駐車場では取引を終えたばかりの南部(岸辺一徳)と大場(國村隼)が外国人クラブの会計係、佐久間(春田純一)にゆすられていた。彼は、南部がたった今クラブから受け取った金をホステスの為に使うと言う。「おい、会計係。いつから福利厚生係になったんだよ!」キレた南部が銃を抜き、はずみで大場が佐久間の腹を刺した!倒れる佐久間。彼はこと切れる瞬間、決定的な物証があることを匂わす意味深な言葉を残す…。その模様をクラブのホステス、リンダ(ミッシェル・リー)が見ていた…。