ストーリー
空想の中でひとり遊びをしていた小さな女の子アメリ・プーランは、そのまま大人になってモンマルトルのカフェで働いている。彼女の好きなことはクレーム・ブリュレのカリカリの焼き目をスプーンで壊すことと、サンマルタン運河の岸で水切をすること、そして、回りの人たちの人生を今よりちょっとだけ幸せにする小さな悪戯をしかけること。子供のころの宝箱や40年かかって届いた亡き夫からの手紙を受け取った隣人たちの幸せの涙をこっそり覗いては満足だった。しかし、彼女の人生は、捨てられたスピード写真のコレクターでありポルノショップで働くニノ・カンカンポワとの出会いによってある日、突然、混乱をきたす。人を幸せにするどころか、とろけるような優しい笑顔のニノにアメリはなかなか恋心を打ち明けることができない。アメリのもっとも苦手な現実との対決、不器用な恋に必要なのは、ほんの少しの勇気…。