ストーリー
イラン・イラク戦争の最中。シナに連れられハメドは森へとやってきた。ハメドの住んでいた街が軍隊に占拠され逃げてきたのだ。森番をしているシナが彼の面倒をみることになり2人は共に暮らし始める。静かな森で余生を送っている老人と、戦争を目の当たりにしてきた少年。泉での洗顔、食べなれない食事など、街とはまったく違う生活にとまどうハメド。この森ではイラク軍を見ることもないという。両親が残っているボスタンを想い、泣き出してしまうハメドに「立派な男は泣くものじゃない」とシナは諭す。森についてハメドに教えるシナ。冬は寂しいが、春になれば花が咲き乱れ、この森も美しいという。無許可に木を切るものがおり、見張るのが森番の仕事だ。また、春には鴨が海へやってきて、小屋までその列が続くという…。