◆この映画は46分というとても短いドキュメンタリー映画だ。46分間という短さの中に、アフガニスタンからイランに難民として入国してきた子どもたちの教育の現状がぎっしりと詰まっている。この映画で私はマフマルバフ監督の訴えていることは正しいと思った。子どもの持つ興味に、答える場所がないということは、これから成長していく子どもにとって不幸なことだと思うからである。もちろん撮っている人がいるのだからドキュメンタリーといっても、その人の主張があって、これだけが全てであると信じてしまうわけにはいかないのだけれども。 マフマルバフ監督はアフガニスタンの子どもたちには教育が必要だと訴えている。授業を受けることが出来るのは、不法滞在ではないと証明できる身分証を持っている子どもだけだ。私は教育を受けたいのに受けることのできない、アフガニスタンの子どもたちがたくさんいることを知った。私たちは読み書きを習ったから好きなものを読むことができ、それについて自分自身で考えることができる。しかし教育を受けることが出来ないこの子どもたちは、唯一習うことの出来るコーランを疑うこともせずに信じている。意味もわからず、ただひたすらにコーランを繰り返している子どもたちの姿は大げさに言うと洗脳されているような感じがした。 この映画が作られたあと、イランでは法律が変わって身分証のない子どもたちの学校登録が許可されるようになったそうだ。これによってもっと多くの子どもたちが様々なことを知り、考えることができるようになったのはとても嬉しいことだ。(小山)
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