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Jam Films
記者会見


監督・出演者ほか

2002.10.30 東京国際映画祭会見場





プロデューサー・河井信哉:本日は皆さんお忙しい中ありがとうございます。ちょうど一年半位前からショートフィルムをつくってそれを映画館で観てもらおう、ということで企画をいたしました。 河井信哉 ちょうどセガが面白いことをやろうということで参加していただきまして、それから監督を選んで、とにかく短いけどエンターテインメントなものをやろうよ、ショートフィルムというと若干マイナーな印象があるんですが、今回7人の監督によって、ぜひ日本でもこんなに面白いショートフィルムがつくれるんだ、ということで、自分達としては表現の場として短いものをつくったという風に思ってます。

北村龍平監督:丁度『アライヴ』という作品を仕上げている時に河井プロデューサーのほ北村龍平監督 うからお話をいただきまして、僕は常々音楽だとミュージシャン同士でコラボレーションしたりと粋なことをしているのに、どうして監督とか俳優はそういうことをしないんだろう、と思っていたので、 そんな面白いことやるんだったらぜひやらせて下さい最初にやります、と言って本当に3日位で脚本を書いて2日で撮影をして3日で編集をしてといった感じで、ほんと短距離走みたいな面白さがショートフィルムにはあって、自分の中ではまた違ったことがやれてほんといい経験になったと思います。ほんとにもう今日隣に居られる監督さんたちは、少し前まで僕がファンとして観ていた作品を撮られた監督さんばかりで、堤監督とは去年恵比寿の飲屋で意気投合して以来仲良くさせていただいています。こういった感じで他の監督さん、しかも自分の好きな監督さんたちと一緒に並んでいることを光栄に思っています。ありがとうございます。

篠原哲雄監督:こんにちは、篠原です。ショートフィルムは以前TVで多少やったことがあるんですけれど、最近自分の中である活きの良さを少し忘れかけてるところがあると思ったので、今回は走ったりとか瞬発力だけで勝負で篠原哲雄監督 きるような作品をつくりたいな、とお話をいただいた時に思いまして、“けん玉”といった素材が身近にあったのでそれを撮ることになりました。山崎まさよし君が多分けん玉が日本で一番似合う男なんじゃないかと思って『月とキャベツ』以来久しぶりに組むことになり音楽もやってもらい、篠原涼子さんに日本一ミンチをつくるのが上手い女なんじゃないかと思ってお願いして。かねてから篠原さんとは一本やりたいと思ってたのですが。そういった形で『けん玉』という作品が実現いたしました。僕としてはめずらしくちょっと笑える作品になったんじゃないかと思っています。以上です、よろしくお願いします。

堤幸彦監督:ここに居られるだけで光栄だと思っています。最初にお話をいただいた時堤幸彦監督 は「ほんとオレなの?と聞き返した位で。それが出来てしまってこうやって登壇することができて感謝しております。作品は皆さんすごいのをつくるんだろうな、と思っていたので、私は何をやろう?と考えた時に、私が唯一できるのは貧乏コントではないかと思いまして、やらせていただきました。日本一困った顔が上手い佐々木蔵之介君にお願いしてできた次第でございます。皆さんの作品はきっちり観ていただいて、私の作品は箸休め的にご覧いただければいいかなと。佐々木蔵之介君には申し訳ないですけど。よろしくお願いします。

望月六郎監督:エロス担当と言うことで、ちょっとエッチな映画を撮りました。皆さんに迷望月六郎監督 惑をかけないように16歳禁とか18歳禁とかじゃないんで。皆さん若い人でもカップルでも楽しんで下さい。実は自分もまだ観ていないんで、楽しみにしています。

行定勲監督:僕が一番最後に完成したんですね。で、プロデューサーには「撮れないんじゃないの?ってところまでヒヤヒヤさせたみたいですが、ちゃんと撮れて良かったと思っています。望月さんがエロス担当なら僕は青春行定勲監督 担当ということで。話を聞いたら青春映画がないんで、じゃあ青春映画でということで自分の青春時代を描いてみたりして。テーマはブルマなんで、ブルマを見ている男の子って誰かな?と考えて、カッコイイ俳優が多い中、カッコイイんだけどちょっとカッコ悪い役をさり気なくできる妻夫木君にお願いして。オーディションで綾瀬はるかという彼女と出会って、彼女の運動神経の良さにかなり惚れまして、上手く撮れたと思います。楽しんで観てくれれば嬉しいです。よろしくお願いします。

角田ともみ:今回は飯田譲治監督が一緒に居ないのでちょっと心細いのですが。初めて角田ともみ ヒロインをやらせていただきまして、スタッフや大沢さん監督さんにご迷惑をおかけしたのですが、本番は楽しくお仕事をやらせていただきました。ぜひ皆さんも楽しんで下さい。

広末涼子:今回短編映画ということで、皆さんすごく遊び心のある作品を撮られるのだろ広末涼子 うな、と思って、参加できてとっても光栄です。7つの中でも一番つかみ所のないふわっとした映画だと思うんですけど、多分岩井さんの世界の中に皆さんがそれぞれ十人十色でいろんな受け止め方ができる映画じゃないかと思うので、楽しんで観ていただけるかと思います。

魚谷佳苗:私は映画に出るのも初めてなら、演技をするのも初めてだったので、映画を魚谷佳苗 やることになって初めて出会った監督が北村監督で、こんなにカッコ良くて観たこともないような映画に出られて、しかもこんな場所に来られたことを感謝しています。皆さんびっくりして下さい。

北村一輝:北村龍平作品に出ている北村一輝です。こんなに大きい企画だということを北村一輝 今知りました。監督から電話がかかってきて、ショートを撮るんだけどどうだい?一緒に楽しいことやろうよ。という感じで撮ったのですが、こんなに大きいことになっていることにビックリしているんですが。実際に出来上がりを観まして、今まで演ったことのないような作品に仕上がっていると思います。ぜひ楽しんで観て下さい。

山崎まさよし:北村君は山ちゃんが記者会見に行くんなら行くわ、と言っていました。『月山崎まさよし とキャベツ』以来久しぶりの篠原監督との仕事だったのですが、脚本がすごく面白くて、撮影もとても楽しかったです。皆さん楽しんで下さい。

篠原涼子:今回は篠原監督とお仕事できたことが一番嬉しかったです。同じ名字なので篠原涼子 そこからまず興味があって、一番最初にお会いしたのは喫茶店だったのですが、そこで二人きりで喋ってて、スタッフの人はわざと離れててなんだかお見合いみたいな感じでお話したのですが、すごく緊張していたのですが、話をするうちにどんどん、どんどん和ませてくれて、素朴な田舎者っぽいいい人なんだなぁ、と。私も群馬県出身で田舎者なので話しやすい方だと思いました。それから撮影に入ったのですが、素朴な感じでお風呂につかったな、というような感じのいい気が流れているような気がします。私も拝見してそう思いました。撮影現場もすごくいい感じでした。今度は長い作品でまた一緒にお仕事したいと思いました。皆さんぜひ楽しんで下さい。

佐々木蔵之介:貧乏コントに出演しました、佐々木蔵之介です。監督に飲屋でお話をい佐々木蔵之介 ただいて即決しました。監督とは何度かドラマで遊ばせてもらって、本当に遊ばせてもらっている感じでしたが、今回は今までの監督の現場とは想像を超えた過酷な現場で 24時間位で撮影した間に2、3キロ痩せてしまいました。またすごく遊ばせてもらいました。参加させていただいて感謝しています。

吉本多香美:エロスの監督、望月監督の作品に出ています。人生を賭けて“エロスとは吉本多香美 何か?”について探究している望月監督の世界がすごくよく出ていると思います。タブーを捨てて楽しんで下さい。

綾瀬はるか:初めての出演した映画の作品が行定監督の『JUSTICE』ですごく嬉しく思っ綾瀬はるか ています。行定監督の学生時代をモチーフにした作品ということで、すごくユーモアの詰まった楽しい作品だと思うので、ぜひ楽しんで観て下さい。







<質疑応答>

質問:10分前後と言うことは監督にとってやりやすかったですか。

北村龍平監督:撮影が2日で終わった。だいたい現場では嫌なヤツがいるものだが、2日なら我慢できるんで。非常に楽でした。

篠原哲雄監督:15分なら15分と決めてやればそれなりにそういう本つくってやればいいので。僕もやりやすかったですが、長いやつとそんなに撮り方が変わった訳ではないので、たまたま15分だったという感じです。

堤幸彦監督:短いのは大好き。全然苦痛はない。ただ摂氏40度のスタジオの中に一日中いるのは大変でした。

行定勲監督:短編てワン・アイデアだと思っているので、そのアイデアが受け入れられなければダメだと思っているのでヒヤヒヤしてたんですけど、僕の場合はブルマに助けられたので。良かったな、という感じです。

質問:行定監督と出演した綾瀬はるかさんにお伺いしたいのですが。監督の青春時代をモデルにされたということですが、どこからが実話でどこまでがフィクションなのかということを、監督がブルマ・フェチなのかということも合わせて教えて下さい。

行定勲監督:高校の時はブルマ・フェチでしたね。授業中ずっとブルマ見てたんで。撮影もブルマに一番時間かけてます。彼女にもオーディションの時「ごめんねってブルマを履いてもらって、青か赤か緑かと悩みました。ほぼ自分の学生時代です。

質問:あんなおバカな男の子どうですか?

綾瀬はるか:面白いですよね。でもクラスにいたらモテはしないだろうなぁ。

質問:それから初めての映画で(ブルマは)ちょっと恥ずかしかったんじゃないかなあ、と思うんですがいかがでしたか?

綾瀬はるか:初めはブルマは小学校以来だったので、恥ずかしかったんですけど、でも行定監督が身ぶり手ぶりでブルマをぱちんとする演技指導をしてくれたので、だんだん慣れてきました。

質問:今回の見どころはなんですか?

角田ともみ:前半からは想像のつかない終わり方なので、そこが見どころだと思います。

広末涼子:岩井さんの作品らしく映像が綺麗なのでその世界に浸っていただけたら一番かな、と思います。

魚谷佳苗:すごく短いので見どころを一つ挙げるのは難しいのですが、全編が写真集のように綺麗なのでよく見て下さい。

北村一輝:まだ答がまとまってません。観る人によって違うのでは。

山崎まさよし:そんな気がします。けん玉がうまく穴にささったところ。

篠原涼子:見どころは…ゼンブ。ダメですか?ホントは全部見どころなんですけど、山崎さんのけん玉が「ささった!という時の顔。あとは私のゼンブ。

佐々木蔵之介:全編コントなので。徹底的不幸自慢のコント。

吉本多香美:濡れた足の指…

綾瀬はるか:妻夫木さんのブルマ姿を見ている時の表情と、やっぱブルマですかね。

質問:撮影現場で楽しかったことはありますか?

角田ともみ:今回の作品はSFっぽく撮っているので、カプセルを使ったものだったりとか、SFの(小道具を)たくさん使っているので、普段の撮影では見られないような物体だったりを見せていただいたことです。

広末涼子:自分が現場に入る前にゲストで映像を撮ってくださったものを岩井さんに最初に見せていただいて、それから撮影に入ったのですが、ひとつすごく気になったシーンがあって、私がゆで卵を丸呑みしているんですけれど、そこはそうとう面白い不思議なカットで、私もがんばったのでそこは楽しみながら撮りました。

魚谷佳苗:現場っていうのが初めてで何もかも楽しかったんですけど、お二人の北村さんのおしゃべりも面白かったです。

北村一輝:カットが細かかったんですがワンカット、ワンカット、監督がすごく変わった撮り方をするので結果どういう風に繋がるんだろう、と注意して見ていたのですがやっぱり最後までわからなかった。それを見ているのがやっぱり一番楽しかったです。

山崎まさよし:やはりけん玉。けん玉が楽しかったですかね。それと僕は全部撮り終わってから音楽をつける仕事がありました。スタジオセッションだったのですが、勢いのある音楽が録れて楽しかったです。

篠原涼子:肉を叩いてミンチにしている時に幸せを感じましたね。初日だったのですが待ち時間に、スーパーでは潰してはいけないお肉をここでは潰せる、ということが嬉しくてリラクゼーションになりました。15分間という短い時間の中での撮影を楽しみました。

佐々木蔵之介:ヒジキを手掴かみで頬張りながら、吐きながら食べたのは、普段親にそういうことをやってはいけませんよ、と言われていることを思いっきりできたことが楽しかったですね。

吉本多香美:足の指を舐めてもらうことがこんなにも気持ちいいって…。それが楽しかったです。監督ありがとうございました。

綾瀬はるか:行定監督が一人づつおしりのシーンを撮っている時に、それをずっと横で見ていたんですけど、ブルマをぱちん!と直すたびに「いいねぇ、いいねぇと連呼している時が楽しかったです。
(取材:山本/越智)



 



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