ストーリー
日本、飛騨高山。四百年前に消失した伝説の祭屋台を現代に蘇らせようとする有志の人・中田金太(三國連太郎)は、江戸時代にシルクロードを渡ってきたペルシャ絨毯が祇園祭の屋台にかけられた史実をヒントに、祭屋台を飾る見送り幕にペルシャ絨毯をかけようとしていた。画家である永井絹江(工藤夕貴)は、夫・誠(榎木孝明)が古美術商を兼ねたペルシャ絨毯輸入業を商うことから、そのペルシャ絨毯のデザインを託されることになる。やがて誠がそのデザインをもとにしたペルシャ絨毯を受け取るため、イランへ発とうとするが、その直前、絹江が交通事故で亡くなってしまう。悲しみのあまり笑顔を失い心を閉ざす娘のさくら(柳生美結)を見た誠は、絹江がデザインした絨毯を完成させることこそ、悲しみを乗り越える方法だと信じ、さくらを連れてイランへ旅立つのだった。