内容
2002年2月、会田誠は広島市現代美術館の依頼により“愛と誕生”をテーマにした『「人」プロジェクト』の創作に取り組む。この作品は“エコロジー”に対する会田らしいアイロニーに満ち溢れたもの。200号の大作を前に、会田はあくまでもマイペースだ。その創作活動を時には連日の泊り込みも敢行しカメラは丹念に追いかけていく。そして1ヶ月半に及ぶ密着により、撮影行為そのものが彼の生活の一部となった時、作家の素顔が捉えられる。
また『「人」プロジェクト』と平行してあるインテリア雑誌の依頼で白いイームズの椅子に画を描くという仕事が依頼される。幾つかのイメージが浮かび、転換しながら作品が完成するまでの創作過程を追い、彼の発想のユニークな側面を記録する。
“現代美術”という世界で奇才にして異端と呼ばれる会田が挑む“アートの仕事”とは何なのかに迫ることで、彼の人間像を描く。