内容
受刑者が300万人を超える米国。そこには13万人あまりのLifersライファーズ(終身刑、もしくは無期刑受刑者)が存在する。彼らは殺人や強盗などの深刻な罪を犯し、社会から「更生不可能」のレッテルをはられた人びとであり、忘れられた存在である。
カリフォルニア州には、そんなライファーズを含めた受刑者が参加する刑務所内の更生プログラムがある。「なぜ犯罪を犯すようになったのか」の問いに徹底的に向き合い、罪の償いを模索し、そして「どのような未来を生きたいか」というビジョンを作りあげていく。
殺人罪や強盗罪などで服役期間が30年になるライファーズの一人、レイエスがいう。
「釈放されるかどうかが問題なのではなくて、受刑者である私たちは、自分の中に作り上げた『牢獄』から解き放たれる必要がある。たとえ刑務所から出られなくとも、変わるチャンスが与えられれば、今までの生き方にしがみつく必要なんてなくなる。それに、いつの日か出られるかもしれないという希望があれば、頑張り通せると思う」