ストーリー
北京の役所に勤めるジンハーは、10年ぶりに故郷の山間の村へ帰ってきた。事業のもめごとで困っている恩師を助けるという目的を無事に果たし、妻と生まれて間もない息子が待つ家へ戻ろうとしたその時、ジンハーは村の橋で一人の女とすれ違う。青春の日々に想い焦がれた人、ヌアンだった。別人のような姿に一瞬戸惑ったジンハーだったが、変わらぬまっすぐな瞳に見つめ返されて、あの頃の恋情がたちまち全身を満たしてゆく。次々と心の水面に甦るのは、ヌアンとの懐かしくもせつない思い出の数々だった。そしてヌアンの家を訪ねたジンハーは、町に嫁いだとばかり思っていた彼女の、予想もしなかった“今”を知る…。