生命(いのち)
―希望の贈り物
大切な人を失った時、あなたはだれに手紙を書きますか―
■山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)2003 優秀賞受賞
■ナント三大陸映画祭2003 観客賞受賞
■ナント三大陸映画祭2003 観客賞受賞
内容
1999年9月21日に台湾全土を襲った台湾大震災。マグニチュード7.3の激震がもたらしたのは2500人以上の行方不明者と死者だった。土砂は容赦なく家屋を飲み込み、緑溢れる九 二山は一晩にしてあとかたもなく土にかえってしまった。 家族や家族の遺品が見つかるのでは?南投県・國姓郷・九二山被災者収容センターに寝泊りし、人々はがれきの山に通い続ける。3週間たっても家族は見つからない。あてどもなく、ブルドーザーが掘り起こしては出てくる遺品らしきものに一縷の望みを託し待つ遺族たち。日本に働きに行っていた藩順義・張美琴夫妻はすぐ台湾へ帰国、美琴の兄・張國揚、呉玉梅夫妻と共にうずもれた家族を探す。49日を過ぎ捜索が打ち切られ、周明純・明芳姉妹は家族を見つけることができず九二山から離れる。一家のほとんどが帰らぬ人となった羅佩如も親族の捜索を10日間延長してもらうが、見つけることができなかった。
突然家族を失うという大きな喪失感を抱えながらどうやって人は暮らすことができるのか?明るく楽しかった監督の父親はいまはすっかり生きる気力を失い宜蘭の老人ホームに暮らしている。目の前にいる父に対して何もできないといういらだち。家族に対する引き裂かれるこの思いには終わりがあるのだろうか?
何かが失われてしまった自分自身を再び感じるためにも手紙はしたためられる。人々は絶望の淵にありながらも“生命”の脈打つあたたかさを感じることができるのだろうか。
あなたにとって生命とは?
