ストーリー
リウマチ熱のために心臓を傷め、15歳まで生きられないと診断された7歳の少年、ボビー。
ブロンクスの貧しい家庭でボビーは、母ポリー(ブレンダ・ブレッシン)、年の離れた姉ニーナ(キャロライン・アーロン)、その夫チャーリー(ボブ・ホスキンス)に囲まれた暖かい愛情のもと育つ。 そんなある日、彼は若い頃に歌手だったポリーの薦めで、音楽との運命的な出会いをとげる。彼は様々なジャンルの音楽をまたたくまに吸収、その驚くべき才能を開花させていく。
成長し青年になったボビーは、生涯の親友となるマネージャーのスティーヴ・ブラウナー(ジョン・グッドマン)、高校時代からのバンド仲間ディック・バーク(ピーター・シンコッティ)、そして付き人を買って出たチャーリーとともに、ニューヨークで本格的にプロの道を目指すようになる。1958年。ボビー・ダーリンという芸名を名乗るようになってから間もなく、自作の“スプリッシュ・スプラッシュ”が大ヒットを記録し、彼は最初の成功を手に入れる。だが、ティーン・アイドル歌手というだけでは、ボビーは満足しなかった。彼とポリーの目標はフランク・シナトラを超えることだったのだ。“マック・ザ・ナイフ”でグラミー賞を受賞したことで、ボビーはその目標に大きく近づくが、ポリーは彼の晴れ姿を見ることなく、この世を後にする。
1960年、ロック・ハドソン主演の映画『九月になれば』に出演するため、ロケ地イタリアへ向かったボビーは、撮影現場で出会った16歳の映画スター、サンドラ・ディー(ケイト・ボスワース)にたちまち夢中になる。ふたりはサンドラの母親メアリー(グレタ・スカッキ)の強い反対を押し切って、その年の12月に結婚。ボビーとサンドラはハリウッドの夢のカップルとして世間の注目を大いに集めた。結婚後も二人のキャリアは順調に推移、特にボビーは念願であった最高級クラブ、コパカバーナのステージも遂に踏み、ショービジネス界の頂点へとかけのぼっていった。