ストーリー
商社に経理として勤める藤森彩(大久保麻梨子)は、その厳しい性格やきつい物言いから「小局様」と陰でささやかれていた。ある日、彩は営業部の新人・椎野太一(北条隆博)を呼び出す。それは、経理担当の彩だからこそ分かる、副業の疑惑であった。椎野は小説家であることを彩に告白するが、彩はうまくやるように、と黙認する。優しさではない、彩にとっては他人のことなどどうでもよかったのだ。しかし、その夜、彩は椎野の書いた小説を買いに出掛けた。小説家とは聞いていたが、なんと椎野は官能小説家だったのである。ただの出来ない奴としか見ていなかった椎野の存在が、他人に無関心であった彩の中で、次第にミステリアスに動き始める。過去に不倫で痛い想いをしていた彩は屈折した感情を抱えているが、椎野の真っ直ぐな想いに、次第に心を開いていく。