内容
アメリカ社会の権力構造とメディアの暴力に取り組んできたハリウッド屈指の社会派監督オリバー・ストーン自らがインタビュアーをつとめ、アメリカと国交を持たぬ隣国、キューバの最高指導者であり、20世紀最後の革命家フィデル・カストロに真っ向から挑む、1対1の真剣勝負。同志チェ・ゲバラとの悲しい別離や、一触即発の緊張が全世界に拡がったキューバ危機の真相、そして謎につつまれた私生活に及ぶまで、穏やかだが時には批判的で容赦ない質問を投げかけるオリバーと、ナイキやハリウッド映画『タイタニック』が大好きなどお茶目な一面を見せつつ、ある時は真摯に答え、またある時はうまくかわすカストロとの会話の攻防。この長時間にわたる密着取材は2人の間に確実な親近感を作り出し、半世紀にわたる政治の変動と戦いつづけていた「ちいさな強国」の指導者の素顔が今はじめて世界に向けて映し出される―。