内容
13年の時をかけ、ひめゆり学徒生存者22人の証言を丹念に紡いた作品。
第2次世界大戦末期、沖縄では住民を巻き込んだ地上戦が展開された。14歳から19歳の女学生たちも戦場動員され、献身的な看護活動の末、多くが亡くなった。「ひめゆり学徒隊」―繰り返し映画やテレビ、舞台で取り上げられたものの、生存者たちの思いや実体験とは離れたものだった。あまりにむごい体験をへて生きのびた少女たちの多くは、戦後長く沈黙を保ってきたのだ。
彼女たちが過酷な記憶を掘り起こし、自らの言葉にするまで、数十年の月日が必要だったのだ。