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| ラスト、コーション 色|戒 | |
300字レビュー |
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◆アン・リー監督は確かな腕を持っている。そんなこと、映画ファンなら誰しも知ってることだろう。大袈裟な描き方はしないが、登場人物の細かな性格描写を淡々とやってるように映画は進む。それは何度も同じことを繰り返しているようであっても、その繰り返しによるものがあってこそ、観客は徐々に心の中に刷り込まれていくのである。 この作品はそこにセックスがある。第二次大戦、女スパイ(ここではこの大雑把な言い方は適してないと思うが)ウォンは日本に手を貸すイーに近づくために愛人となる。そこでの彼らのセックスときたら、AVも真っ青の描写で何度も逢瀬の場面を描写するのに、いろいろな体位のセックスをしている。 そこから導かれるものがあの結末というのは、自分としては解せないとは思うのだが、きっと大作であるが故のアン・リー監督の苦悩だったのだろう?途中、彼女が自分の情事を上司に説明する下りは、彼女が愛人としての立場と共に生きていく上での高揚感が見えたような気がして、その方向性が良かったように思うのだが…。(越智) |