坂元友介アニメーション全集
作品詳細
★Aプログラム「息子の部屋」(2002年、4分37秒)
高校時代に制作した処女作。ひきこもりの息子の替わりに父親は"石盤"を息子のように慈しみ愛撫する。存在しない息子を頭の中で作り上げている男の悲哀、偶像参拝やアニミズムをテーマにした作品。
「歯男」(2003年、10分54秒)
高校の卒業制作作品。歯茎から解放され歯を超越した「歯男」は自由を手に入れる。ところがある歯医者との遭遇によって彼の自由は崩壊し、「歯男」は単なる「歯」に戻ってしまう…。
「焼魚の唄」(2004年、4分36秒)
スーパーで買われたパック詰めのアジが青年に愛の大切さ、戦争の愚かさを語りかける。しかし運命はアジをガスコンロへと導いていく。初の平面作品。食することの根源を皮肉とユーモアを交えて描く。
「カレンダー」(2004年、2分17秒)
段ボールを使ったアニメーション。
当時、納得のいかない出来だったため、長くお蔵入り作品として公開は避けてきた。
「マーチングマーチ」(2005年、1分58秒)
「マーチングマーチ」の軽快な音楽に合わせて不気味な男のダンスが始まるかたわら、妖怪「歯男」、謎の少年ダンサー軍団が出現!誰かに操られて踊ることに疑問を持って踊る男はなんとかして舞台から逃げ出そうとするが…。
「父の話」(2005年、2分45秒)
ある日、父と留守番をしていると母が帰宅し、家の前で猫が死んでいるという。猫は瀕死だったがまだ生きていた。父は猫を自転車のカゴに乗せると何処かへいってしまった―。人形・カットアウト・ドローイングなど様々な技法を駆使して描いた作品。
「電信柱のお母さん」(2006年、9分46秒)
電信柱の前に捨てられた赤ん坊、心優しい電信柱は立派に育てることを決心する。赤ん坊はすくすく育って少年になった。社会問題を取り上げつつも、母と子の愛情を丁寧に描いた作品。スキャナーを一切使わず、すべてをデジタルカメラによる撮影で構成されている。
★Bプログラム
「在来線の座席の下に住む男」(2004年、7分17秒)
在来線の座席の下の空間は、実は生活必需品が完備され、優雅に暮らせる場所。この場所に住む男は毎日電車内の様子を覗いては自分の優雅な生活と乗車客の現実社会生きる姿とを比べ、ほくそ笑んでいた。しかし、ある日、電車内にもう一人の自分を目撃してしまい…。空想と現実の狭間に生きる男を描く。
「蒲公英の姉」(2007年、20分20秒)
小学生の少女は図工の時間に描きたい絵が見つからない事と自分の姉が巨大なタンポポの姿をしていることに悩んでいる。しかし、ある事件をきっかけに二人の心は通じ合い、お互いに成長していった。そしてついに少女は本当に描きたいものを見つける。悲しい別れとともに…。
「とんかつさん〜朝〜」(2008年、2分30秒)
とんかつさんのある日の朝…。
