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作品情報

ジャンル:ドラマ

監督:万田邦敏

出演:小池栄子/豊川悦司/仲村トオル/篠田三郎

プロデューサー:仙頭武則

脚本:万田珠実/万田邦敏
撮影:渡部眞(JSC)
照明:和田雄二
美術:清水剛
音楽:長嶌寛幸
衣装:高橋さやか
配給:ファントム・フィルム

2006年/日本/108分




ストーリー

 そのあまりにも異様な事件は、白昼の閑静な住宅街で発生した。坂口秋生という男が、何の縁もない一軒家に侵入し、親子3人を鈍器で皆殺しにしたのだ。まもなく坂口は警察とマスコミに自らが犯人であることを告げ、多くのTVカメラに取り囲まれる大混乱のさなかに身柄を拘束された。
 偶然にも自宅のマンションのTVを通じてその逮捕劇の模様を目の当たりにした遠藤京子は、28歳のごく平凡な独身OLである。家族とは疎遠で、会社では同僚たちの都合のいいように利用されている彼女は、長らく孤独な人生を歩んできた。そんな京子が、TVモニターの中で謎めいた微笑みを浮かべている坂口に一瞬で恋をした。すぐさまコンビニに足を向け、数冊のノートブックを購入した彼女は、一家惨殺事件に関する新聞記事のスクラップを開始する。坂口に関するすべての情報を集めるためだった。
 一方、逮捕後の坂口は警察の取り調べに沈黙を貫いていた。国選弁護人として拘留中の彼に接見した弁護士、長谷川は「思い出すのがつらいことでも、素直に話してください」「私はあなたの味方です。いいですね」と誠実に語りかける。しかし坂口はまったく表情を変えず、何ひとつ言葉を発しなかった。
 初公判から熱心に裁判を傍聴していた京子は長谷川に近づき、坂口への差し入れを取り次いでくれるよう依頼する。見ず知らずの坂口に対して他人とは思えない親近感を抱いていると明かす京子は、長谷川の目には奇異な存在に映った。しかし差し入れのみならず、坂口と手紙のやりとりまでするようになった京子を気にかけるうちに、いつしか彼女に心惹かれていくようになる。ある日、長谷川と京子は群馬県に住む坂口の唯一の肉親である兄の元を訪ね、坂口の不幸な生い立ちを知るのだった。






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