ストーリー
目の不自由な按摩の徳市と福市は、人間の数や来た場所を当てられる勘の持ち主で、山の温泉道での趣味は目明きの人間を追い抜くこと。ある日徳市は、東京から来た美千穂を担当し、ソワソワと落ち着かない彼女に淡い恋心を覚える。一方、追い抜けなかった大学生らには荒療治を施した。翌日も美千穂に頼まれた徳市は、道中で彼女とすれ違うが、美千穂は彼の勘を試そうと川原へ隠れてしまう。川原で彼女は、馬車に乗り合わせた研一と親しくなり、二人で美千穂の部屋に向う。その頃、鯨屋では揉み返しのせいで出戻ってきた大学生たちの財布が盗まれたと大騒ぎに。犯行当時、宿には美千穂だけだったと主人は徳市に話す。そして物語は意外な方向へ…。