ストーリー
ある日突然、アメリカに暮らすエセル・アンのもとに、アイルランドからの報せが届く。エセル・アンの名前が刻まれた金の指輪が、ベルファストの丘で発見されたというのだ。送りましょうという申し出を、なぜか冷たく断るエセル・アン。彼女は、長年連れ添った夫チャックを亡くしたばかりだった。父親の死を淡々と受け止める母親に不満を抱く娘のマリーに、自分の人生は21歳で終わったから、今さら嘆くことなど何もないと語るエセル・アン。マリーは、両親の親友で、青春の日々を共にしたジャックに事の真相を尋ねるが、彼は瞳に悲しみをたたえるだけで、過去を語ろうとしない。
なぜ、エセル・アンが一度も行ったことのないアイルランドに、指輪が埋もれていたのか?指輪に刻まれたもう一つの名前「テディ」とは誰なのか? 彼は今、どこにいるのか?指輪を見つけた青年が、はるばるアイルランドからエセル・アンを訪ねてきた時、遂にエセル・アンは決意する。50年前の過去と向き合うことを─。今、2つの時代、2つの国を結ぶ、壮大な愛の旅が始まった…。