内容
クラウス・バルビー。彼は、1935年に22歳でナチス・ドイツ親衛隊に所属してから、1987年にフランスでの裁判で“終身刑”を宣告されるまでの50数年の間に“3つの人生”を生きた。それもとびきり残虐で欺瞞に満ちた人生を。
第1の人生は、ドイツ占領下のフランスで、レジスタンス活動家やユダヤ人を迫害し、<リヨンの虐殺者(Butcher of Lyon)>の異名を持つ、ゲシュタポとして。
第2の人生は、戦後のヨーロッパでアメリカ陸軍情報部(CIC)のためにスパイ活動をしていたエージェント・バルビーとして。
第3の人生は、南米ボリビアにおいて、軍事政権を支援、チェ・ゲバラの暗殺計画をも立案したクラウス・アルトマンとして―。