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| 地球でたったふたり | ||
ジャンル:ドラマ 監督・脚本:内田英治 出演:寉岡萌希/寉岡瑞希/忍成修吾/菜葉菜/菅田俊 /菅原文太 プロデューサー:浅野博貴 撮影:安田光 音楽:三橋隆幸/伊勢佳史 配給:彩プロ 2007年/日本/118分 | ||
ストーリー |
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母親と暮らす、おとなしくもの静かな少女ユイ。母は、10代でユイを生んだときから夜の仕事をしており家にいることがほとんどなかった。ユイは孤独な毎日を送っていたが、6歳のとき母が再婚した。新しい父とともに連れ子の少女、アイがやってきた。アイは二歳年上の8歳だった。 大人になりきれない父親は仕事もせず家族に暴力をふるい始める。一方、母親は娘たちにまったく無関心で自分の青春を謳歌していた。孤独に耐えながらふたりの少女は誰よりも強い絆で結ばれ、やがて中学生へと成長する。そんなある日、両親の離婚によって引き裂かれようとしたふたりは、逃げるようにして家出をする。生まれて初めて田舎町を出て、東京へと向かう。生活のすべを知らないふたりは新宿で路上暮らしを始める。残飯を漁り、電話ボックスで寒さをしのぐ。ホームレス生活は初めて経験する自由で幸せな体験であった。 そんなある日、アイは買春目的で声をかけてきた中年のカバンを盗む。盗んだカバンには重要な帳簿が詰め込まれていた。男は暴力団の会計士だったのだ。こうしてふたりは組織に追われる身となる…。 新宿中を逃げ回り、いよいよ追いつめられるが、危機一髪のところでさえない負け組の中年チンピラ谷田に助けられ、匿われる。関わり合いを避けていた谷田も、いつしかふたりを娘のように可愛がり、3人は隠れ家で家族のような幸せなひとときを過ごす。しかしそんな時間も長くは続かなかった。谷田がふたりを匿っていることが組織に知られ無惨に殺される。 ふたりにも組織の手がのびて、心身ともにぼろぼろに傷つきながらも新宿の街を疾走する。手には谷田に手渡されていた拳銃を握りしめている。誰も助けてはくれない…。ふたりは渾身の力を振り絞り、倒れては立ち上がり、そして逃げる。ついには警察が拳銃を所持した危険な少女ふたりを追いはじめる。大都市新宿で、地球でたったふたりの少女はしだいに追いつめられる。 高層ビルの屋上で警官たちに包囲され、絶体絶命のユイは最後の力を振り絞って叫ぶ。 「なんでいじめるの…?悪いこと何もしてないのに、何でいじめるの!」 少女の声は虚しく新宿の騒音にかき消される。 じりじりと警官が迫るなか、ふたりは最後の賭けにでる。小さな幸せを手にするために。 |