ストーリー
都会生活に疲れ果て、生まれ故郷のカンパーニュの屋敷に舞い戻った画家。何年も放置され、荒れ果てた庭を手入れするため、彼が雇った庭師は、偶然にも小学生時代に悪ふざけをして遊んだ幼馴染みだった。
その庭師は、地元から離れることなく、勤めていた国鉄を退職後、切望していたこの仕事を始めたのだった。花だけでなく野菜や果物の自給自足を実践する彼は、愛する妻とともに慎ましくも充足の日々を送っていた。一方の画家は、家業の薬局を継ぐのを拒絶し、念願の夢を叶えたものの、今やその仕事に生き甲斐を感じられず、私生活では離婚の危機を迎えていた。
そんな対照的な半生を送ってきたふたりが、まるで童心に戻ったかのように、お互いを“キャンバス(画家)”“ジャルダン(庭師)”と呼び合い、懐かしく過去を振り返り、自分たちの人生に起こった他愛ない出来事の数々、そして将来について大いに語りあう…。