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| グローバル・メタル | |
300字レビュー |
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【こだわりの品(しな)】 前作『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』に続いて、今回はメタルとしては僻地、メタルなんてやってるの?とでも言わんばかりの国々を訪れる(当事国の国民にとっては侮辱的かもしれないが)。 結局、メタルだって、全世界にはびこっているのである。それは音楽に国境はない、というものであるだろう。ロックであろうが、クラシックであろうが、どこに行ってもあるだろう。しかも、ネットの時代である。情報が氾濫していない地域を探すほうが難しいくらいだ。 南米、アジア、中東、それぞれにその国の特色を持ち合わせながら、メタルは繁栄している。そして、わが日本でもそうなのであるが…。 しかしながら、自分がちょっと恥ずかしい思いが心のどこかに湧き出た気がしたのは、この日本のシーンであった。監督の一人であるサム・ダンがインタビューしている、日本のメタル・ファンはどこか、世界中でよく言われるステレオ・タイプの日本人である。愛想笑い、メタルに熱狂しているときでも、何か行儀が良い。それってメタルの精神なんだろうか? そうして、日本のミュージシャンでは、X JAPANが紹介されるのである。彼らがメタルなんだろうか?確かにそういう曲調が多いけれども。でも、彼らのライブ風景では「バリー・マニロウみたいな曲をヘヴィメタの後に唄える感覚は日本人ならでは」と揶揄されるのである。ああ…。 日本のことを紹介するのに「西洋への憧れが強いこの国では…」と描いているのは当っているし、ファンの姿やX JAPANのことはいかにも日本人的なんだけれども…。当っているからこそ、自分が恥ずかしい思いを抱いたのかもしれない。それだけ、この作品がよくできている、という証なのだろう…。(越智) |