花のあと

許されぬ恋の始まりでした。

花のあと
(C)2010「花のあと」製作委員会
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作品情報
ジャンル:ドラマ

監督:中西健二

出演:北川景子/甲本雅裕/宮尾俊太郎/市川亀治郎/國村隼

原作:藤沢周平

脚本:長谷川康夫/飯田健三郎
配給:東映


2010年/日本/1時間47分



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ストーリー
 時は江戸時代。舞台は東北の小さな藩、海坂。満開の桜の下、主人公・以登は一人の若い武士と出逢う。身分は下級ながらこの藩随一の剣士である江口孫四郎。自らも男に劣らぬ剣を遣う以登は数日後、ただ一度だけ孫四郎と竹刀をまじえる。
 女と侮ることなく、その家柄におもねることもなく、まっすぐに以登の剣と向き合う孫四郎。激しく竹刀を打ち合いながら以登の胸を焦がしていたものは、生まれて初めて感じる熱い恋心だった。
 しかしそれは、決してかなうことのない恋だった。以登には家の定めた、片桐才助という名の風采の上がらない許婚がいた…。
 意に沿わぬ人と結ばれゆく自分の運命に抗うことなく、以登は静かに孫四郎への思いを断ち切り、江戸に留学している許婚の帰りを待ち続ける。剣を置き、自分の娘時代、人生における「花の季節」が過ぎてゆくことを淋しく感じながら…。
 数ヶ月後、海坂に冷たく白い雪が降り始めた頃、以登の元に突然の報が舞い込む。藩の重鎮である一人の男から謀られた孫四郎が、窮地に陥った末、ひたむきさ故に自ら命を絶った…。
 そのあまりにも卑劣な行いに再び以登は剣を手にする。孫四郎との思い出のために、人として守るべき「義」を貫くために。そして、その以登のやるせなさを、憤りの奥に隠れた切なさを温かく見守り、そっと手をさしのべたのは、江戸から帰ってきた許婚、片桐才助だった…。
 孫四郎と出逢ってからちょうど一年後。再び海坂にめぐり来た春の陽射しの中、才助と共に満開の桜の下を歩く以登。今、風に散る花びらとともに、以登にとっての「花の季節」が確実に過ぎ去りつつある。しかしその頬には、これまでにない穏やかな微笑みが浮かんでいた。一歩一歩桜の道を行く以登は今、新たな人生を力強く歩んでいこうとしている…数歩先をのんびりと歩く才助と共に。

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