掌の小説

掌の小説
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作品情報
ジャンル:オムニバス



原作:川端康成(新潮文庫)

撮影:板垣幸秀/八重樫肇春
照明:田中利夫
美術:太田喜久夫/井上心平
音楽:関島岳郎
衣装:宮本まさ江
配給:エースデュース


2010年/日本/82分/カラー/35mm/ステレオ



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作品詳細
第1話『笑わぬ男』
監督:岸本司
出演:吹越満/夏生ゆうな
路地裏のアパートにある若い夫婦が暮らしていた。夫は売れない作家。病の床に臥している妻は自分の死期が近いとを感じているのか、夜毎「足が淋しい」と呟きその細くなった白い足を擦らせていた。「桜が見たい」という妻のために男は桜が咲き誇る裏山へと向かう。

第2話『有難う』
監督:三宅伸行
出演:寉岡萌希/中村麻美
私婦として生きている菊子は毎晩違う男と枕を並べながら、いつも故郷で出会った、今はもう逢う事の無いある青年の事を思いかえす。青年は、乗り合いのバスの運転手で、(ありがとさん)と呼ばれている青年だった。道すがら、バスの中から、馬車にも大八車にも馬にでも「ありがとう」と声をかける(ありがとさん)。菊子はまだ幼い時分、この(ありがとさん)のバスに揺られ町へ売られて来たのだった。ちょうど、桜の咲きほこる季節に。

第3話『日本人アンナ』
監督:坪川拓史
出演:福士誠治/清宮リザ
ある寒い日、ロシア人の少女・アンナに財布を掏られてしまう。アンナは毎晩街の映画館でロシアの歌を歌っている。可憐なアンナに魅せられた私は、彼女の暮らす木賃宿をつきとめ、隣の部屋へ通い、夜な夜な襖の奥からアンナの姿を覗いていた。そんな夜が幾日か続いたある朝、アンナは町から忽然と姿を消す。翌年の春、満開の桜の下でアンナに良く似た美しい少女と出会い…。

第4話『不死』
監督:高橋雄弥
出演:奥村公延/香椎由宇
来る日も来る日も同じ木の下で凧をあげ続ける新太郎。ある日、街の雑踏の中に今は亡きかつての恋人・みさ子の姿を見つける。二人は手を取り合い桜の木へと歩き始める。そこはかつてみさ子が亡くなった場所だった。ようやく恋人に再会することが出来た新太郎は、満開の桜の木の下で凧をあげる。

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