フェアウェル さらば、哀しみのスパイ
作品情報
ジャンル:ドラマ監督・脚本:クリスチャン・カリオン
出演:エミール・クストリッツァ/ギヨーム・カネ/アレクサンドラ・マリア・ララ/インゲボルガ・ダプコウナイテ/アレクセイ・ゴルブノフ/ディナ・コルズン/フィリップ・マニャン/ニエル・アレストリュプ/フレッド・ウォード/デヴィッド・ソウル/ウィレム・デフォー/エフゲニー・カルラノフ/ヴァレンチン・ヴァレツキー
撮影:ウォルター・ヴァン・デン・エンデ
美術:ジャン=ミシェル・シモネー
音楽:クリント・マンセル
衣装:コリンヌ・ジョリー
配給:ロングライド
2009年/フランス/113分/ビスタサイズ/ドルビーSRD
関連サイト:日本
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ストーリー
1981年4月、モスクワ。東西冷戦終結、そしてソ連崩壊という、世界の基軸が180度転換してしまう日から、およそ8年前―。KGBの幹部、セルゲイ・グリゴリエフ大佐(エミール・クストリッツァ)は、傍から見たら順風満帆な生活を送っていた。情報処理の責任者として国の中枢にいるという自負と充実、それに見合った収入とその生活ぶり、美しい妻(インゲボルガ・ダプコウナイテ)と反抗期を迎えてはいるが優秀な息子の存在。国家のエリートとして充分に満足できる生活のはずであったが、それゆえ愛してやまない国の行く末に不安を感じていた。例えば人類で初めて宇宙に行ったロシアは、いまは行き詰っている。それは彼の立場であるからこそ嗅ぎ取れる異臭のようなものとなって自身を苛んでいくのだった。“世界を変える―”。ソ連という東側の情報の中枢にいれば、たったひとりでもそれは不可能ではないように思われた。いや実現しなければ、ソ連の未来も、そして愛する息子イゴールの未来も枯れて、干上がった河のようになるのは明らかだった…。
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