アブラクサスの祭

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作品情報
ジャンル:ドラマ

監督:加藤直輝

出演:スネオヘアー/ともさかりえ/小林薫/本上まなみ/ほっしゃん。/たくませいこ/村井良大/草村礼子/山口拓

原作:玄侑宗久「アブラクサスの祭」(新潮文庫刊)

脚本:佐向大
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
美術:古積弘二
音楽:大友良英
衣装:宮本茉莉
配給:ビターズ・エンド

2010年/日本/113分

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ストーリー
 かつてロック・ミュージシャンだったウツの禅僧・浄念(スネオヘアー)は、福島の小さな町の禅寺に身をおき、妻の多恵(ともさかりえ)と5歳の息子(山口拓)と静かに生活している。かつてミュージシャンを目指していたが、いつの間にか自分の耳にノイズが聞こえるようになり、心をむしばんでいく。やがてウツ病を患い自殺未遂を起こしてしまう。そして父親の指示で仏の道に進むことになる。
 禅僧となっても薬を飲みながら病気と向き合っている浄念は、なかなか思い通りの生活にはならない。ある日、寺近くの高校から頼まれた進路指導講演会で大失敗をする。これに落ち込む浄念だが、自分の中にまだ「音楽」への執着が残っていることに気付く。そしてこの町でライブをやりたい、と強く思いはじめる。寺の住職である玄宗(小林薫)は浄念の良き理解者であり音楽についても賛成はしているが、この町でライブをすることには困惑を示してしまう。多恵は浄念の体調も心配して大反対するが、浄念の思いは変わらない。町中に玄宗の妻・麻子(本上まなみ)に作ってもらったポスターを張ったり、場所を探したりとちゃくちゃくとライブ実現へ向け準備を進めている。
 そんな時、協力的だった漬物屋の庸平(ほっしゃん。)が自殺をしてしまう。ショックのあまり浄念は自分をコントロールできず、海へと出かけていく。その海であらためて自分と向き合う。祈ることも、歌うことも同じことなのだ、と悟った浄念は、自分のすべてをそのまま受け入れようとする。そんな浄念を見て、進路に迷いがあった庸平の息子・隆太(村井良大)も自分と向き合おうとする。
 「坊主に音楽なんて必要ない。罰あたりだ。」と怒るはつ(草村礼子)たちの反対もあって、せっかく決まったカラオケスナック「こころ」でのライブは中止になってしまうが、玄宗の「念さんにはありがたいお坊さんが住んでいる」と認めた一言で、ついに浄念は寺でライブを成し遂げる。

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