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ポーラX
記者会見

レオス・カラックス<監督>
ギョーム・ドパルデュー<主演>
カテリーナ・ゴルベワ<主演>
99.07.22

レオス・カラックス監督=L
ギョーム・ドパルデュー=G
カテリーナ・ゴルベワ=K

質問:この「ポーラ X」という作品はどのくらいの構想期間で制作されましたか?

L:はじめて原作を読んだのは19歳の時でした。当時、この原作にとても感動を憶えました。しかしあまりにも素晴らしい作品なので脚色してはいけないとも思いました。前作「ボンヌフの恋人」を作り終えたとき、もう映画は辞めようと思いました。ですが、もう一度映画に戻れるときになり、自分で脚色をして作ろうと決心しました。

質問:原作をお読みになった19歳の頃と、実際に映画化されて完成されたときの感動の違いなどはありましたか?

L:19歳の頃から何度も何度も原作を読みました。原作のすべてを完璧にわかったとは、確信が持てないでいます。スクリプトは私にとって問題定義を起こさせてくれ、それを完璧にマスターしてしまったら映画化することは、なかったと思っています。

質問:監督との関わり合い方など映画が撮り終えた時の感想を聞かせてください。

G:ありきたりの答えになってしまいますが。この映画ではいろいろな問題が私に出てきました。いろいろなエデュクスコンプレックスの問題などありますし、そして自分の隠された人生など突き詰めて考えることも出来ませんでした。映画が終わったからといって妹とセックスをしたわけではないし、なにも変わっていません。
K:私にとって「イザベル」の行動、言動すべてが真実でした。

質問:日本の映画、監督でお好きなものはございますか?

L:日本映画といっても私が知っているのはフランスにいたときの日本映画だけなのですが、あえて名前を挙げるとすると小津安二郎や溝口健二です。作品で好きなのは「浮雲」という映画で私にとって重要な映画です。
K:残念ながら私は日本映画を見たことがありません。ですが、私の友人でもある監督さんたちのひとつの神話になっているのが黒澤監督です。私自身は親しい監督さんたちがそのように神話に思っている黒澤監督は大変優れた監督だと思っています。

<会見後記>
 3人ともかなり無愛想で会場に現れた。昨夜、寝つくのが遅かったのか、3人とも低血圧なのか、はたまた日本のスタッフとのトラブルでもあったのか?
 そしてまた、主演のギョーム・ドパルデューは会見開始草々、ビールを頼む始末。
 で、僕の感じたことは日本のスタッフの媚びへつらいが目に余るし、さっきのビールの件だけでなく、会見後の撮影もギョーム・ドパルデュー一人で監督とカテリーナ・ゴルベワは拒否するなどなめられっぱなしだった。
 個人的にはカテリーナ・ゴルベワの美しさばかり見入ってしまった。最後の撮影のときは彼女側にまわって何とか近くで撮ろうと素早く移動。前述したように彼女も監督とともに撮影を拒否したため、その分、自分の目の前でパチリ!と撮ることができたのであった。良かった、良かった。

(会見後記:越智弘二/会見:佐藤真弓)







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