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日本で公開されない映画

(2005.09.11)

『ホテル・ルワンダ』を日本で上映させようとする動きがネット上であるというのをラジオで知った。この映画は今年のアカデミー賞にもノミネートされた作品で、実際にあったアフリカ・ルワンダでのツチ族とフツ族の紛争を描いている。主演は、ドン・チードル。

現在、日本の配給会社はどこも買ってないのだそうだ。なぜ買わないのかという理由を配給会社は「日本では客の入らない映画だから」と言っていた。説明不足。「値段の割りに客が入らない」というのが正しいはずだ。それはいいとしても続けて「日本人は頭を使う映画に行かない」とはまた思い切った発言だった(こういう場合、大抵は言った本人がその当事者なのであるが)。

ミニシアター系ではこの手の作品はたくさんある。確かに社会派映画はウケが悪い。韓流ブーム、純愛ブーム、そしてハリウッド映画と、感情がさほど込み入ってない作品の人気が目立つ昨今。配給会社の言い分はもっともなものである(ただし、日本の配給会社にアメリカの系列会社があれば、こういうことは起らない。今回はそうでなかったということ)。

『ホテル・ルワンダ』ほど話題にはならなくても、良い作品が日本公開されないことも数多い。3年前の東京国際映画祭でグランプリを受賞したイスラエルの『ブロークン・ウイング』、いつかTVで紹介されてたイスラム教を批判したイランの映画(原題が“トカゲ”という意味だったと思う)など、僕も公開してほしい作品がいくつかある。また、通常公開されている良い作品(と僕は思っている)にも注目が集まらないのはたくさんあって、こういうものはなんとかならないかなあと思っている。

やっぱりそういうのは戦争や紛争を扱う社会派が多いのだが、ハリウッド映画ほど話題に上らず、早々と上映終了してしまう場合が多い。映画に関して自分の意見が書かれているブログを見ていても“最近の映画はつまらない”とありつつ、当の本人はハリウッド映画のことばかり書いていたりする。観る映画が圧倒的に大作に偏っているということだろう(大作は多くの資金を回収するためにわかりやすくなっているのだが)。

僕もこのミニパラで「これは絶対オススメ!」とか書くのだが、大して影響力はないので哀しい気分になる。それでも、また書いていくしかないのだろうなあ…、という思いに落ち着くしかないのであるが。


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