映画『SWEET BEAT』披露上映



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東京国際映画祭・上映作品を観て

(2005.10.25)

先週の土曜から今年の東京国際映画祭が始まっている。ラインアップを見て、僕の目に留まるのは“アジアの風”部門の作品ばかりだった。ここでは良かった2つの作品をちょっとばかり紹介。一般上映はこれからなので、良かったら観てみてください。この部門の作品は日本公開されないかもしれないので。

まずは香港映画『AV』。香港の仲良し大学生たちが日本からAV女優を呼んでAV作品を撮ろうとする。目的は一つ。AV女優とやること。という不謹慎極まりないと言われそうな映画。だが、現在の大学生の気分を表しているのだろう。日本とさほど変わらない。少し違うのは彼らが学生運動の頃を懐かしむという点だ(細かくいうとその学生運動の中の一つの象徴的な事件だけど)。

そして、学生会社としての融資を受けることに成功し、日本からAV女優・天宮まなみを呼ぶ。彼女は本物のAV女優である。だけどまあ、お決まりのようにここから事は上手くは運んでいかない…。

パンフレットには爆笑コメディなんて書かれていたが、そんなギャハハ系ではない。下ネタ・オンパレードなので、男にとっては笑えるが女性はわからないことも多いのでは…。しかし、香港映画によくある熱血キャラも出たりして、とにかくキャラクターの設定には下を巻いてしまうほど面白かった。

もう一つは『無米楽』。こちらは台湾のドキュメンタリー映画。農村で働く3人の老人たちを中心に台湾の農業の現状(これもどこの国も同じような感じだ)と、これまで政府がとってきた農業政策を振り返るのである。

けれど、彼らの顔は明るい。主に主役となる人などは日本語の歌をよく唄っていた(「鬼は外、福は中(内じゃない。記憶違いだろう)」とも言っているし)。たぶん戦前の占領時に覚えたのだろう。でも、日本の衛星放送を見てるシーンもあった。なので、戦後の歌「北国の春」も唄えるのである。明るいというのは希望があるというのではなく、仕方ねぇ〜な〜、ってな感じなのかもしれない。

ドキュメンタリーとしては脱線もなく、素直に観れる作品。台湾では大ヒットしたそうだが、当日の試写場はガラガラだった。面白いのにな〜。

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