映画『SWEET BEAT』披露上映



★★ 作品の公開日一覧はこちら! ★★


TOP <<< minipara >>>過去の記事



タイトル

記憶に残したいセリフ『ツォツィ』

(2007.02.18)

今週『ツォツィ』という南アフリカの作品を観た。予備知識が全くなかったので、期待も何もなかったのだが、この映画は僕を感動させてくれた。

その中にあった“記憶に残したいセリフ”。

主人公のツォツィ(“不良”という意味。ニックネーム)が、ホームレスで下半身不随、車椅子の生活をしている男にこう尋ねる。
「そんなになってまで、なぜ生きているのか?」
男は答えた。
「太陽の光を感じたいからだ」
ツォツィは感銘を受ける…。

このシーン、ツォツィは最初、この男が因縁をつけてきたので、ピストルを向けて殺さんばかりの勢いというシチュエーション。
ツォツィの疑問を聞いたとき、僕はここで何を言うか興味津々だった。

この疑問は今の世の中を生きる者の大部分に当てはまるもの。そこで納得できる言葉を聞きたいと思う反面、そんな言葉に出会ったことがなかったからだ。
“自分のため”“家族のため”など、通り一遍のセリフでは何か物足りないと思う。
もっと普遍的で、心を揺り動かす、生きる力を喚起させるものがあれば、もう少し日々を生活していけるような気がしていた。それは多くの人も同じじゃないだろうか?

だから、この問いに緊張して身構えた。「太陽の光を感じたいからだ」というセリフが聞こえた(正確に書くと字幕を読んだのであるが)ときは身震いしそうになった。
この文章を憶えておきたいなという欲求を感じたのであった…。

作品紹介


◆ご意見・ご質問は掲示板「Your Voice, Our Voice」まで

 前の記事  次の記事









minipara
Copyright 1998-2008 L&S All rights reserved.