初ヒッチハイク
(2008.12.06)
前々回「次の映画製作」の回で初の監督作品を現在、撮影していることを書いた。その撮影は11月に入ってからすぐに、京都・大阪での撮影があった。主人公の関組長が京都大学
で行われる「川の全国シンポジウム」に行くことと、その後、大阪で父親の墓
参りに行くというので、僕がカメラを持ってついていったのである。
その京都までの道のりはヒッチハイクであった。関組長は今は東京に住んで
いるが、その前、大阪や金沢に住んでたときはこのヒッチハイクの方法がほと
んどだったのである。もちろん、旅費を浮かすのが第一の目的である。
で、自分もまた、ヒッチハイクだと面白い映像が撮れるかも、という理由で
ヒッチハイクに関しては彼にお任せで行ってきた。しかし、世の中はちょうど
三連休で家族連れの車が多く、なかなか止まってくれなかった。神奈川県は海
老名のサービスエリアでの話である。
1時間30分くらいでようやく、静岡県の富士川までならということで乗せて
もらうトラック・ドライバーさんが現れてくれた。彼の話では、昨日からあま
り寝ていなくて、東京に荷物を届けた帰りなんだけど、清水まで今日中に着か
なければならず、一人で運転しているから、眠気覚ましに乗せてくれたという
ことであった。
約一時間で目的地について、そこで二台目をゲット。これはあまり時間はか
からず、サービスエリアで駐車していたアルゼンチン人のドライバーさんが乗
せてくれたのであった。助手席にはブラジル人の奥さん、三歳の息子も連れて
いた。ほのぼのした車中だった。その人は滋賀県まで帰るところであったが、
名古屋の手前で高速を降りて下を走るという。聞いてみると、会社から高速料
金は半額しか出してもらえないそうなのだ。今の日本の現状だ。
それで僕らは下に降りる前の大きなサービスエリアで下ろしてもらって、三
台目をヒッチハイク。しかし、すでに夕方、すぐに夜がきて真っ暗になった。
時間的にトラック・ドライバーたちは仮眠をとっていて止まってくれないどこ
ろか、数自体が少なかった。一般客の乗用車は乗せてくれない。ようやく二時
間ほど経って、広島へ帰るトラック・ドライバーさんに乗せてもらい、京都で
下ろしてもらったのであった。しかも、このドライバーさんは途中、マクドナ
ルドでビッグマック・セットをおごってくれた。有難かったなぁ〜。涙が出そ
うになった。
結局、都合、12時間ほどかけて京都へ着いた。まあ、幾分ラッキーな面はあ
ったが、乗せてもらえる人はいるもんだなあ、というのが初ヒッチハイクの感
想である。それと、乗せてくれる人たちは本当にいい人である。話していても
楽しい。いい気になってはいけないけど、クセになりそうだなあ、というのが
僕の感想である。(越智)
ドキュメンタリー映画の主人公・関組長のブログ
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