★★ 作品の公開日一覧はこちら! ★★


 
 
 
 
   

 

 

カトリーヌ・ドヌーブ

1943年10月22日 パリ生まれ。天秤座。
■父は俳優のモーリス・ドルレアック。13歳の時に母の姓のドヌーブで映画初出演。
■1959年に姉のフランソワーズ・ドルレアックと共演し、本格的に女優の道に。
■ ロジェ・ヴァディム監督と出会い、息子クリスチャンを出産する。
■「終電車」と「インドシナ」で2度セザール賞主演女優受賞。
■亡くなったマルチェ ロ ・マストロヤンニとの間の娘キアラがいる。
代表作
『悪徳の栄え』1963年

監督:ロジェ・バディム

共演:アニー・ジラルド
ロベール・オッセン

『シェルブールの雨傘』1964年

監督:ジャック・ドゥミー

共演:ニーノ・カステルヌオーボ
マルク・ミシェル

『ロシュフォールの恋人たち』1965 年

監督:ジャック・ドゥミー

共演:フランソワーズ・ドルレアック
ジョージ・チャキリス

『昼顔』1966 年
監督:ルイス・ブニュエル
共演:ジャン・ソレル
ピエール・クレマンティ
『うたかたの恋』1969 年
監督:テレンス・ヤング
共演:オマー・シャリフ
ジェームズ・メイソン
エバ・ガードナー
『幸せはパリで』1969 年
監督:ステュアート・ローゼンバーグ
共演:ジャック・レモン
『哀しみのトリスターナ』1970 年
監督:ルイス・ブニュエル
共演:フェルナンド・レイ
フランコ・ネロ
『ひきしお』1971 年
監督:マルコ・フェレーリ
共演:マルチェロ・マストロヤンニ
『リスボン特急』1972 年
監督:ジャン=ピエール・メルビル
共演:ジャック・レモン
リチャード・クレンナ
『モン・パリ』1973年
監督:ジャック・ドゥミー
共演:マルチェロ・マストロヤンニ
『うず潮』1975 年
監督:ジャン=ポール・ラプノー
共演:イブ・モンタン
ルイジ・バヌッチ
『フォート・サガン』1984 年
監督:アラン・コルノー
共演:ジェラール・ドパルデュー
ソフィー・マルソー
『インドシナ』1992 年
監督:レジス・バルニエ
共演:バンサン・ペレーズ
リン・ダン・ファン


「カトリーヌ・ドヌーブとは共演しないほうがいいですよ」
ニュース・ステーションにゲスト出演したジャン・レノに久米宏は忠告していた。
ドヌーブにインタビューした時、怖い思いをしたらしかった。

 私がドヌーブに対して抱いているイメージも似通っている。
来日時に受けた印象 からそう感じるのだが、こちらが萎縮してしまうような女帝の貫禄を漂わせていた 。

 ドヌーブは共演者も選べるし、作品に注文をつけることもできる。監督にさえ一目 置かれている。そのような成功者としての立場は、これからの女性が目指す理想像のようでもある。ドヌーブは何を犠牲にして、その成功を勝ち得たのだろうか?
そこに私は興味を感じる。

 カトリーヌ・ドヌーブは過去の恋愛事件に関してもクールな冒険家だった。
恋に 溺れ身を焦がすというより男性の精力を吸い取って自分のエネルギーとしてしまうよう な、(交尾の後にオスを食い殺してしまうという)かまきりタイプの女性に思えてしまう。

 ドヌーブの姉フランソワーズ・ドルレアックも女優だった。二人は『ロシュフォ ールの恋人たち』で共演している。絵に描いたように美しい姉妹であった。
 ドヌーブは姉と自分を比べてコンプレックスを抱いていたという。自信に満ち溢れているような彼女が…。ちょっと信じられない感じがする。

 フランソワーズ・ドルレアックは若くして急死した。尊敬の対象でもありライバルでもあった姉の死。それはドヌーブにどんな影響を与えたのだろうか?かなりの喪失感に襲われたに違いない。

 死は残された者にのみ意味がある。
その現実から何かを学びとり、生き続けなければならない。多くの試練を踏み越えながら。

 カトリーヌ・ドヌーブは「フランス映画界の女王」と呼ぶにふさわしい女優にまでになった。 しかし、彼女は決して姉を超えたとは思っていないだろう。姉フランソワーズは永遠に若く美しい姿のままドヌーブの中で生き続けているのだから。

 

 
Copyright 1998-2000 L&S All rights reserved.