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5月14日

今日は、すでにカンヌ映画祭2日目。最初は、1日目から参加するつもりだったんだけど、初日は 会場の混雑がものすごいって聞いていたから、映画祭参加を1日遅らせた。

カンヌと言えば、クロワゼット通り沿いに並ぶ高級ブティックが有名。 映画祭の前に少しクロワゼット通りがいかにリッチな人のためのリッチな通りであるかこ こで披露しよう。

クロワゼット通りは、日本でもすでに多くの人がご存じのカルティエ、エルメス、セリーヌ… と数あまたのブランドショップが建ち並び、過ぎゆく人の目を楽しませている。ここには、世界でカンヌとニースにしかないという限定ものブランドさえ幾つかある。カルティ エのパシャなどがそのひとつだ。しかしカンヌでさえ、すでに売り切れ状態。ううん、 ブランドの競争は本場でもかなり熾烈だ。こうした限定ものの情報でさえ,なかなか 入手不可能だし。(限定ものの情報って大好きなんだけど。)

さて、ここクロワゼット通りには、“カンヌ・プリスティージ”という91の職人から成る組合があるそうだ。(手前の ガイドブックによる。もちろん日本語のやつ) 彼らは数世紀にわたる衣服、靴、鞄の技と伝統をかたくなに守り続けている。
そこには厳 しい規則がもうけられており、わかりやすいものの中にこんな条項がある。“店に1人は 必ず英語を話せる店員をおく”とか、“世界主要通貨は現金にて使えるようにする”職人にとっては常識であるところの、技や伝統の維持以外にこうした顧客へのサービス精神 も組合によって厳しく管理・監視されている。最高の質と最高のもてなしを重んじる彼ら 職人、売り子に偉大なるプライドを感じないではいられない。ブランドに目をくらませる だけのわたしたち日本人がなんだか恥ずかしい。 生粋の金持ち、財布の中身も心のゆとりも十分な人の街なんだよなあここは。

 

世界中ブランドものがあるところ、日本人がいるというのが、悲しいがな、常識となって しまっているけど、ここカンヌも例にもれず日本語がよく聞こえてくる。そう言えば、今 日わたしが買い物(ウィンドウショッピングと言った方がいいかも)をしていたら、日 本のパッケージツアーの団体らしきおばさん連中にかち合って、何となく恥ずかしい思いを してしまった。どこぞの映画関係者とも見えるおじさん連中にも何度か話しかけられた。 どうもわたしの顔は日本人にしか見えないみたいだ。自分では現地フランス人のつもりで 歩いているのだが…
映画祭に来たのに随分と無駄話をしてしまった。ま、これが旅というもの。予定外、 予想外なことが度々訪れ、心は絶えず宙を浮いているみたいに一点に集中することができない。


 
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